建物の音響設計で重要な「残響時間」とは何を表すか?
残響時間(RT60)は、音源が停止した後、音圧レベルが60dB減衰するまでに要する時間です。室内音響学の基本パラメータで、部屋の大きさ、形状、壁面材料の吸音特性によって決まります。コンサートホールでは1.5-2.0秒、会議室では0.5-1.0秒が適切とされます。長すぎると音が濁り、短すぎると音が貧弱になります。サビンの残響理論により、室容積を全吸音量で割った値に0.16を乗じて計算されます。音響設計では用途に応じた最適な残響時間の実現が重要な課題となっています。