食物連鎖における生物濃縮現象が最も顕著に現れるのはどの栄養段階ですか?
生物濃縮現象が最も顕著に現れるのは高次消費者です。生物濃縮とは、DDTや水銀などの有害物質が食物連鎖を通じて上位の栄養段階ほど高濃度で蓄積される現象です。これらの物質は生物の体内で分解されにくく、排出もされにくいため、食物と共に体内に取り込まれ続けます。下位の栄養段階では低濃度でも、捕食を通じて何千倍、何万倍にも濃縮されます。例えば、海洋では植物プランクトンに含まれる微量の水銀が、魚類、さらに大型魚類やイルカ、クジラなどの高次消費者で極めて高濃度になります。この現象は環境汚染の深刻な問題として、食物連鎖の頂点にいる生物への大きな脅威となっています。