適応放散の代表例である「ダーウィンフィンチ」が生息するのはどの諸島?
ダーウィンフィンチは南米エクアドル沖約1000kmにあるガラパゴス諸島に生息する鳥類群で、適応放散の最も有名な例です。1835年にダーウィンがビーグル号での航海中にこの諸島を訪れ、フィンチ類の多様性を観察したことが進化論構築の重要な手がかりとなりました。共通祖先から分化した約18種のフィンチが、種子食、昆虫食、花蜜食など異なる食性に特化し、それに応じてくちばしの形状も多様化しました。孤立した島嶼環境で競争者が少なく、多様な生態的地位が利用可能だったため、急速な適応放散が起こりました。現在でも進化生物学の重要な研究対象として、リアルタイムでの進化プロセスの観察が続けられています。