ストロンチウム-90が特に危険とされる理由はどれですか?
ストロンチウム-90が特に危険とされるのは、化学的性質がカルシウムに似ているため、体内に取り込まれると骨に蓄積しやすいことです。骨に蓄積されたSr-90は半減期が約29年と長く、長期間にわたってベータ線を放出し続けます。これにより骨髄に継続的に放射線を照射し、白血病や骨肉腫などの深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。特に成長期の子供では骨への蓄積が顕著で、より深刻な影響が懸念されます。チェルノブイリ原発事故や核実験により環境中に放出され、食物連鎖を通じて人体に取り込まれる経路が問題となっています。このため内部被曝の観点から最も警戒すべき放射性同位体の一つです。