ドキュメンタリー映画やシリーズは、一つの事実を世界に突きつけ、見る者の常識を揺さぶってきた。実験的な挑戦、社会に衝撃を与えた告発、極限の冒険、そして壮大な自然の記録まで。本物の出来事だからこそ持つ重みと驚きを、全10問のクイズで辿ってみよう。あなたはどれだけ知っているだろうか。
Q1 : 2009年公開のドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』が問題として取り上げた、イルカの追い込み漁が行われている日本の地域はどこか。 和歌山県太地町 静岡県伊東市 高知県室戸市 千葉県館山市
2009年に公開されたドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』は、和歌山県太地町で行われているイルカの追い込み漁の実態を、隠しカメラなどを用いて記録した作品である。入り江に追い込まれたイルカが捕獲・解体される様子を描き、国内外で捕鯨・イルカ漁や動物の扱いに関する議論を呼んだ。撮影手法や描かれ方については様々な賛否が分かれたものの、本作は2010年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞している。
Q2 : 1922年公開の『極北の怪異』(Nanook of the North)は、世界最初の長編ドキュメンタリー映画の一つとされる作品で、監督は誰か。 ジガ・ヴェルトフ ロバート・フラハティ ジョン・グリアソン セルゲイ・エイゼンシテイン
1922年に公開された『極北の怪異』(Nanook of the North)は、アメリカの映像作家ロバート・フラハティが監督し、カナダ北部で暮らすイヌイットの狩猟や生活の様子を記録した作品で、世界初の長編ドキュメンタリー映画の一つとされている。実際の出来事をそのまま撮るのではなく、演出や再構成を交えながら生活を描いたその手法は、後のドキュメンタリー映画の表現方法に大きな影響を与え、フラハティは「ドキュメンタリーの父」と称されることもある。
Q3 : 2013年公開のドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ』が取り上げた、シーワールドで複数の死亡事故に関わったシャチの個体名は何か。 シャムー フリー・ウィリー オルカ ティリクム
2013年に公開されたドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ』は、アメリカの水族館シーワールドで飼育されていたシャチ「ティリクム」が複数のトレーナーの死亡事故に関わった経緯を追った作品である。野生のシャチを捕獲し、狭い水槽で飼育・調教するショーのあり方そのものを問う内容となっており、公開後は海洋生物の展示や飼育方法に対する社会的な議論が広がった。シーワールドはその後、シャチの繁殖プログラムの停止などの方針転換を発表している。
Q4 : 2015年公開のドキュメンタリー映画『エイミー』は、2011年に27歳で亡くなった誰の人生を描いた作品か。 エイミー・ワインハウス ホイットニー・ヒューストン カート・コバーン ジャニス・ジョプリン
2015年に公開されたドキュメンタリー映画『エイミー』は、2011年に27歳という若さで亡くなったイギリスの歌手エイミー・ワインハウスの人生を、家族や友人への取材、未公開映像、プライベートな音声記録などを交えて描いた作品である。才能ある歌手としての成功と、薬物やアルコールへの依存、過熱するメディア報道に苦しんだ実像を丁寧に描き、2016年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞するなど、国際的に高い評価を受けた。
Q5 : 2004年公開のマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画『華氏911』が批判的に描いた、2001年の同時多発テロ後にアメリカが始めた軍事行動は何か。 ベトナム戦争 イラク戦争 朝鮮戦争 湾岸戦争
2004年に公開されたマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画『華氏911』は、2001年の同時多発テロ事件を受けてジョージ・W・ブッシュ政権が開始したイラク戦争について、その開戦の経緯や大量破壊兵器に関する情報の扱いなどを批判的な視点で描いた作品である。同年のカンヌ国際映画祭でドキュメンタリー映画としては珍しくパルム・ドールを受賞し、アメリカ国内でも大きな興行収入を記録して社会的な話題を呼んだ。
Q6 : デイヴィッド・アッテンボローがナレーションを担当した、BBC制作の自然ドキュメンタリーシリーズ『プラネットアース』がイギリスで初めて放送されたのは何年か。 2000年 2004年 2006年 2010年
イギリスの自然史解説者デイヴィッド・アッテンボローがナレーションを担当した、BBC制作の自然ドキュメンタリーシリーズ『プラネットアース』は、2006年にイギリスで初めて放送された。世界各地の自然環境をハイビジョン撮影技術によって撮影し、極地から熱帯雨林まで多様な生態系と野生動物の生態を描いた本シリーズは国際的に高く評価され、その後も続編シリーズが制作されるなど、自然ドキュメンタリーの分野に大きな影響を与えた。
Q7 : 2017年公開のNetflixドキュメンタリー映画『イカロス』で、ロシアの国家的ドーピング疑惑を暴く証言をした、元反ドーピング研究所長は誰か。 ウラジーミル・プーチン ランス・アームストロング ユーリ・ガニュス グリゴリー・ロドチェンコフ
2017年に公開されたNetflix配信のドキュメンタリー映画『イカロス』は、当初は監督自身がアマチュア自転車競技者として行うドーピング実験を記録する企画として始まった作品である。しかし取材を進める中で協力者となったロシアの元反ドーピング研究所長グリゴリー・ロドチェンコフの証言を通じて、ロシアが国家主導で行っていた組織的なドーピング隠蔽工作の実態を暴く内容へと発展し、2018年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した。
Q8 : 2018年公開のドキュメンタリー映画『フリーソロ』で、主人公アレックス・オノルドが安全装備を一切使わずに登頂した岩壁はどこにあるか。 グランドキャニオン グランドティトン国立公園 ヨセミテ国立公園のエル・キャピタン ロッキー山脈
2018年に公開されたドキュメンタリー映画『フリーソロ』は、ロッククライマーのアレックス・オノルドが、アメリカのヨセミテ国立公園にそびえる標高差約900メートルの巨岩「エル・キャピタン」を、ロープや安全器具を一切使わない「フリーソロ」と呼ばれる手法で登頂する過程を記録した作品である。命綱なしで垂直の岩壁を登る極限の挑戦を、長期間にわたる密着取材で描き、2019年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞するなど高い評価を得た。
Q9 : 2004年公開のドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』で、監督兼出演のモーガン・スパーロックが30日間にわたって食べ続けたものは何か。 マクドナルドの商品のみ サラダのみ 魚料理のみ 無添加食品のみ
2004年に公開されたドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』は、監督・出演を務めたモーガン・スパーロックが、30日間にわたりマクドナルドの商品だけを三食食べ続け、その間の体重や血液検査の結果、精神状態の変化などを自らの身体を使って記録した作品である。ファストフードが人体に及ぼす影響を実験的に検証し、肥満やファストフード産業の問題を社会に広く問いかけた。公開後は米国内で大きな議論を呼び、一部のファストフード企業がメニュー表記や商品内容を見直すきっかけになったとも言われている。
Q10 : 2006年公開のドキュメンタリー映画『不都合な真実』で、地球温暖化の危機を訴える講演活動を記録された人物は誰か。 ビル・ゲイツ アル・ゴア バラク・オバマ ジミー・カーター
2006年に公開されたドキュメンタリー映画『不都合な真実』は、アメリカ合衆国の元副大統領であるアル・ゴアが世界各地で行ってきた、地球温暖化の危機を訴える講演活動の様子を記録した作品である。氷河の後退や異常気象のデータなどを用いながら温暖化の深刻さを訴える内容が評価され、2007年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した。同年、ゴアは気候変動問題への取り組みを理由にノーベル平和賞も受賞しており、本作は環境問題に対する世界的な関心を高めるきっかけとなった。
まとめ
いかがでしたか? 今回はドキュメンタリークイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はドキュメンタリークイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。