デザインとレイアウトの世界には、印刷用語からWebの最新技術まで、知っているようで説明できない専門知識がたくさん潜んでいます。DTPソフトの定番、写真構図の基本、紙面や画面の余白・目印を表す業界用語、そしてレスポンシブ設計を生んだ発想まで、レイアウトにまつわる幅広いテーマから全10問を出題します。デザイナーでなくても楽しめる内容ですので、ぜひ挑戦してみてください。
Q1 : 新聞や雑誌の記事で、見出しの直後に配置され、記事の内容を短くまとめて紹介する文章のことを何と呼ぶでしょう? リード文 キャプション コラム サブタイトル
リード文とは、新聞や雑誌などの記事において見出しの直後に置かれ、記事全体の要点を短くまとめて読者に伝える導入部分の文章のことである。読者が本文を読むかどうかを判断する材料にもなるため、簡潔かつ内容を的確に伝える表現が求められる。キャプションは写真や図版に添えられる説明文、コラムは特定のテーマについて書かれた短い読み物記事、サブタイトルは見出しを補足する副題を指し、それぞれリード文とは役割が異なる紙面構成の要素である。
Q2 : 2010年にA List Apartというサイトで論文を発表し、「レスポンシブWebデザイン」という概念を提唱したことで知られるWebデザイナーは誰でしょう? ジェフリー・ゼルドマン イーサン・マルコット ジョン・アリソン ダン・シダー
イーサン・マルコットは、2010年にWebデザイン専門サイト「A List Apart」に「Responsive Web Design」と題した論文を発表し、画面サイズに応じてレイアウトを柔軟に変化させる設計手法である「レスポンシブWebデザイン」という概念と用語を提唱したことで知られるWebデザイナーである。この考え方は、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットなど多様な画面サイズに対応する必要が生じた現代のWebレイアウト設計に大きな影響を与え、現在では標準的な設計手法として広く普及している。
Q3 : 書籍や雑誌の各ページに印刷される通し番号のことを、DTPや印刷の業界用語で何と呼ぶでしょう? トンボ 柱 ノンブル 版面
ノンブルとは、書籍や雑誌などの各ページに印刷される通し番号(ページ番号)を指すDTP・印刷業界の用語で、フランス語で「数」を意味する言葉に由来する。読者がページをめくって目的の箇所を探す際の目印として機能するほか、目次や索引と連動させることでページ構成を分かりやすくする役割も持つ。トンボは印刷位置の目印、柱はページ上部などに繰り返し表示される書名や章タイトル、版面は文字や図版が配置される印刷可能な領域を指し、それぞれノンブルとは異なる用語である。
Q4 : 画面上の要素を行と列の両方向、つまり二次元的に配置するレイアウトを組むために、2017年頃から広く使われるようになったCSSのレイアウト手法はどれでしょう? Flexbox Float Table CSS Grid
CSS Gridは、Webページ上の要素を行と列の両方向に二次元的に配置できるレイアウト手法で、主要なブラウザでの対応が進んだ2017年頃から広く普及した。従来使われていたFloatやTableを用いたレイアウトは本来ページ内の一部要素の回り込みや表組みのための機能であり、複雑なページ全体の構成には不向きであった。また、同じくCSSのレイアウト手法であるFlexboxは主に一方向(行または列のどちらか)の配置に適しており、二次元的な格子状のレイアウトを組む用途にはCSS Gridがより適した手法とされる。
Q5 : 印刷物の仕上がり位置やインクの色ズレを確認するために、版下やデータの四隅などに入れる目印を何と呼ぶでしょう? ノンブル トンボ 柱 アタリ
トンボは、印刷物を断裁する際の仕上がり位置や、複数の色を重ねて印刷する際の版のズレを確認するために、データや版下の四隅や中央に入れる目印のことである。その形が虫のトンボに似ていることからこの名前が付けられた。ノンブルはページ番号、柱はページ上部などに繰り返し印刷される書名や章タイトルなどの表記、アタリはおおよその位置を示す仮の目印を指し、それぞれ役割が異なる印刷・レイアウト用語である。
Q6 : Webサイトのページを開いた際に、スクロールしなくても画面内に表示される領域のことを日本のWebデザイン業界では何と呼ぶことが多いでしょう? ランディングページ フッター ファーストビュー サイドバー
ファーストビューとは、ユーザーがWebページを開いた瞬間、スクロール操作をしなくても画面内に表示される範囲のことを指す、日本のWebデザイン業界でよく使われる和製英語である。訪問者が最初に目にする部分であり、サイトの印象や離脱率に大きく影響するため、ここにキャッチコピーや主要な訴求内容を配置するレイアウト設計が重視される。ランディングページは広告等の遷移先ページ全体、フッターはページ最下部、サイドバーはページ脇の領域を指し、いずれもファーストビューとは異なる概念である。
Q7 : 近接・整列・反復・対比というデザインの4原則をわかりやすくまとめた書籍『ノンデザイナーズ・デザインブック』の著者として知られるのは誰でしょう? ポール・ランド 杉浦康平 田中一光 ロビン・ウィリアムズ
ロビン・ウィリアムズは、著書『ノンデザイナーズ・デザインブック』の中で、デザインの初心者にも分かりやすい形で近接・整列・反復・対比という4つの基本原則を提示したことで知られるアメリカのデザイン書籍作家である。これらの原則は英語の頭文字を取って「CRAP原則」とも呼ばれ、レイアウトを整理し見やすくするための基礎理論として、Webデザインや紙面デザインなど幅広い分野で参照されている。ポール・ランドや杉浦康平、田中一光はいずれも著名なデザイナーだが、この書籍の著者ではない。
Q8 : デスクトップパブリッシング(DTP)において、雑誌や書籍、パンフレットなどのページレイアウト制作で業界標準として広く使われているAdobe社のソフトウェアはどれでしょう? Illustrator Photoshop InDesign Premiere Pro
Adobe InDesignは、複数ページにまたがる紙面構成や文字組み、画像配置を一括管理できる機能に特化したDTPソフトであり、雑誌・書籍・パンフレットなどのレイアウト制作で業界標準として広く使われている。Illustratorは主にロゴやイラストなどのベクター図形制作、Photoshopは写真加工や画像編集、Premiere Proは動画編集が主な用途であり、いずれもページ全体のレイアウトを組む機能には特化していない。出版・広告業界の現場でも、InDesignは紙面のレイアウトデザインを行う際の定番ツールとして定着している。
Q9 : 写真や絵の構図を決める際に使われる、画面を縦横に三分割し、その分割線の交点付近に主な被写体を配置する構図の技法を何と呼ぶでしょう? 黄金比 対角線構図 日の丸構図 三分割法
三分割法は、画面を縦横それぞれ三等分する線を引き、その線が交わる4つの交点付近に被写体や重要な要素を配置することで、安定感がありながらも動きのあるバランスの良い構図を作る技法である。写真や絵画、Webデザインのレイアウトなど幅広い分野で活用される基本的な構図理論の一つで、初心者でも比較的簡単に整った構図を作れることから、構図に迷ったときの基本ルールとしてよく紹介される。黄金比や日の丸構図とは異なる分割の考え方に基づいている。
Q10 : 本や雑誌の見開きページにおいて、綴じ側(内側)にできる余白部分を印刷・製本用語で何と呼ぶでしょう? ノド 小口 天 地
ノドとは、本を綴じる際に見開きの内側にできる余白のことを指す印刷・製本用語である。ノドの余白が狭すぎると文字が綴じ目に隠れて読みにくくなるため、レイアウトを組む際にはノドの幅を十分に確保することが重要とされる。なお、小口は本の綴じていない外側の端、天はページ上部の余白、地はページ下部の余白を指し、それぞれ位置によって呼び名が異なる。これらの用語は書籍や雑誌のレイアウト設計において基本的な知識として用いられる。
まとめ
いかがでしたか? 今回はレイアウトクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はレイアウトクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。