詰将棋の「詰み」から現代のチェスのチェックメイトまで、王手にまつわる基本ルールや歴史、有名な棋士や作品にまつわる知識を10問のクイズで確認できます。将棋とチェス、それぞれの終盤戦のルールや用語の違いを楽しみながら学べる内容になっているので、ぜひ挑戦してみてください。
Q1 : 将棋の用語で「必至(必死)」とは、どのような状態を指すか。
将棋における「必至」とは、現時点ではまだ詰み、つまり王手がかかった状態ではないものの、相手がどのように手を尽くして受けても、次の攻め方の手番で確実に玉を詰ませられてしまうことが避けられない状態を指す。詰みそのものではない点が「王手」や「詰み」とは異なる特徴であり、終盤において必至をかけることは、実質的に相手玉を仕留めたに等しい優位な局面を意味するため、将棋の終盤戦を語る上で重要な概念とされている。
Q2 : 江戸時代に詰将棋の名著『将棋図巧』を著し、詰将棋史上屈指の作家として知られる棋士は誰か。
伊藤看寿は江戸時代中期に活躍した将棋の棋士で、詰将棋の名著とされる『将棋図巧』を著したことで知られている。この作品には長大な手数を要する難解な詰将棋が多数収められており、後世の詰将棋作家たちに大きな影響を与えたとされる。なお「伊藤宗看」は看寿の兄にあたる棋士で『将棋無双』を著した人物、「大橋宗桂」は将棋の家元の一つである大橋家の初代、「関根金次郎」は近代の名人であり、いずれも看寿とは異なる時代・立場の棋士である。
Q3 : チェスにおいて、王手がかかっていない状態で手番のプレイヤーが合法的に動かせる駒が一つもない場合を何と呼ぶか。
チェスには「ステイルメイト」と呼ばれる特殊な状態があり、これは手番の側のキングに王手がかかっていないにもかかわらず、その側が合法的に動かせる駒が一つも存在しない状況を指す。王手がかかった上で逃げ場がないチェックメイトとは明確に区別される概念であり、両者を混同しやすい点が初心者にとって間違えやすいポイントとなっている。なお「キャスリング」は王と飛車に相当する駒を同時に動かす特殊な手、「アンパッサン」は歩に相当する駒同士の特殊な取り方であり、いずれもステイルメイトとは無関係の用語である。
Q4 : チェスにおいて「ステイルメイト」が成立した場合、その対局の結果はどうなるか。
チェスのルールでは、ステイルメイトが成立した場合、対局は引き分けとして扱われる。これは、王手がかかっていないのに合法手が存在しないという状況であり、どちらか一方を勝敗として決定づける根拠がないためである。形勢が圧倒的に有利な側が、うっかり相手をステイルメイトに追い込んでしまい、本来得られたはずの勝利を逃して引き分けに終わるという事態は実戦でもしばしば起こり、終盤の指し手には注意が必要とされている。
Q5 : 1986年に発表され、長年にわたり最長手数の詰将棋として知られた作品「ミクロコスモス」の詰み手数として正しいものはどれか。
「ミクロコスモス」は1986年に発表された詰将棋の作品で、詰みまでに必要な手数が1525手にも及ぶことで知られ、発表当時から長年にわたって最長手数の詰将棋として広く知られてきた。詰将棋は攻め方が最短で相手玉を詰ませることを目指す一方、受け方はできる限り長く粘って詰みを引き延ばそうとする構成でつくられるため、極端に手数の長い作品を組み上げることも可能であり、こうした超長手数の作品は詰将棋界において特別な注目を集めてきた。
Q6 : チェスにおいて、双方が最短の手順で進めた場合に成立しうる史上最短クラスのチェックメイトパターンは、通称何と呼ばれているか。
チェスには「フールズメイト」と呼ばれる、対局開始からごく早い段階で成立する非常に短いチェックメイトのパターンが知られている。白が序盤で不用意にポーンを進めてキング周りの守りを弱めてしまうと、黒のクイーンが一気に王手をかけて詰ませることができ、理論上成立しうる最短クラスのチェックメイトとして紹介されることが多い。なお「スカラーズメイト」はこれよりやや手数の長い有名な短手数の詰みパターン、「スミザードメイト」と「バックランクメイト」はいずれも別の状況で成立する詰みの型を指す用語である。
Q7 : 将棋において「詰み」とはどのような状態を指すか。
将棋における「詰み」とは、自分の玉に王手がかけられている状態で、玉を動かしても、合駒をしても、あるいは王手をかけている駒を取っても、次の一手で必ず玉を取られてしまう状態のことを指す。単に王手がかかっているだけでは詰みとは呼ばず、考えられるすべての応手を試しても助かる手段が一つも存在しないことが条件となる。この状態になった時点で対局は終了し、実際に玉を取る動作をするまでもなく、詰まされた側の負けが確定する。
Q8 : チェスでチェックメイトが成立した瞬間、キングの駒は実際にどうなるか。
チェスのルールでは、キングは他の駒のように実際に取られることはない。チェックメイト、つまり王手がかかっており、かつどのように応じてもその王手を回避できない状態になった時点で、キングを実際に取る前にゲームそのものが終了する。これは将棋の「詰み」の考え方とも共通しており、盤上のキングは最後まで取られずに残るが、対局結果としては王手をかけられた側の敗北として確定する。
Q9 : 将棋のルールで、歩を打つことによって直接相手玉を詰ませる行為を禁じた反則を何と呼ぶか。
将棋には、手持ちの歩を打つことによってその場で直接相手玉を詰ませることを禁止する「打ち歩詰め」という反則がある。歩以外の駒であれば駒を打って詰ませても問題ないが、歩だけは特別に禁止されており、これを行うとその手を指した側の反則負けとなる。なお「二歩」は同じ筋に二枚の歩を打つ反則、「行き所のない駒」は動けなくなる位置に駒を打つ反則であり、いずれも打ち歩詰めとは別の規則である。
Q10 : 将棋で、自分の玉に王手がかかっているにもかかわらず、それを解消せずに指した場合はどうなるか。
将棋の対局規定では、自玉に王手がかかっている状態でその王手を解消しない手を指すことは「王手放置」と呼ばれる反則にあたる。プロ・アマチュアを問わず公式な対局ではこの反則を犯した時点でその対局者の負けが即座に確定する。これは、王手放置を放置すると次の手番で確実に玉を取られてしまう、すなわち実質的に詰みと同じ状態を招くためであり、将棋のルールにおいて厳格に禁止されている行為の一つである。
まとめ
いかがでしたか? 今回は詰みクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は詰みクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。