Ib型・Ic型超新星の前駆星として考えられているのはどのような恒星でしょうか?
Ib型・Ic型超新星の前駆星はウォルフ・ライエ星と考えられています。これらは非常に大質量の恒星が進化の最終段階で水素外層を失った天体です。強力な恒星風により外層のヘリウム層(Ib型)や炭素・酸素層(Ic型)まで剥ぎ取られた状態で超新星爆発を起こします。これらの型の超新星スペクトルには水素輝線が見られない(Ib型は弱いヘリウム線、Ic型はヘリウム線も見られない)ことが特徴です。連星進化や恒星風による質量放出が前駆星の構造に大きく影響し、爆発時の観測的特徴を決定づけています。