位相が逆相になった同一波形を左右に配置して単純にモノにするとどうなるか?
同一の波形が逆相(180度位相差)で存在する場合、波形の各ポイントでの振幅が相殺され合成するとゼロに近い結果になることがあります。ステレオレコーディングやマルチマイク収録で位相が揃っていないと周波数帯ごとに部分的なキャンセルが発生し音像が薄くなるため、位相整合(フェーズチェック)やポラリティ反転、マイクの配置調整が重要です。逆に一部のエフェクトでは位相差を利用して音像を広げることもありますが、意図しないキャンセルは避けるべきです。