草餅やよもぎ餅に香り付けと緑色を与える原料植物として用いられるのはどれか?
草餅やよもぎ餅に使われるヨモギはキク科の多年草で、若芽にはシネオールやツヨンなどの精油成分が含まれ爽やかな香りとほろ苦さを与える。餅生地にゆでて刻んだヨモギを練り込むことで鮮やかな緑色が付くうえ、繊維による独特の歯切れも生まれる。古くから邪気払いの薬草とされ端午の節句や春の彼岸に食されてきた。抹茶は粉末茶、青のりは海藻、スギナは杉菜でありいずれも草餅の主要原料には用いられない。春先に摘んだ新芽を用いると香りが格段に良く、冷凍ストックで一年中楽しむ家庭も増えている。