インディゴを多く含み、日本の藍染で最も一般的に栽培されるタデ科一年草はどれ?
インディゴ色素を得られる植物は数十種あるが、日本の伝統藍染で主力となるのはタデ科のリュウキュウアイ(Persicaria tinctoria)である。江戸時代には阿波藩などで大規模に栽培され、葉を発酵させたすくもが全国へ出荷された。リュウキュウアイは短期間で生育し葉量も多く、インディゴ含有量も安定するため国内気候に最適だった。ホソバタイセイはヨーロッパ原産、ボウシバナはツユクサ科で短期の青汁染め、コマツナギはマメ科で含有量が少なく主流ではない。