茶筅(ちゃせん)を作る際に主に使用される竹の種類はどれか?
茶筅の材料として古くから主に用いられてきたのは真竹(まだけ:Phyllostachys bambusoides)です。真竹は節の間隔や肉厚、繊維の詰まり具合が茶筅の穂先を細かく割り出すのに適しており、割れにくくしなやかさもあるため扱いやすい。孟宗竹は太く成長が早いが節や肉の入り方が異なり、笹は繊維が細く茶筅としての強度・耐久性に劣る。竹炭は材料ではなく用途が異なるため、茶筅の主材料としては不適切である。したがって伝統的かつ実用的理由から真竹が選ばれる。