芥川龍之介の『蜘蛛の糸』で、主人公のカンダタが地獄から極楽へ上ろうとして使った蜘蛛の糸が切れた理由は何か?
カンダタは最初一人で糸を登っていましたが、下を見ると無数の罪人たちが自分についてきているのを見て「この蜘蛛の糸は俺のものだ。お前たち下りろ。下りろ。」と叫んで他の罪人たちを蹴落とそうとしました。その瞬間、それまで何ともなかった蜘蛛の糸が、カンダタのぶらさがっているところから、ぷつりと音を立てて断ち切れてしまいました。これは自分だけが救われようとする利己的な心を表しており、真の慈悲心を持てなかったことが糸が切れた原因とされています。