芥川龍之介の『藪の中』で、武弘の死について証言する人物は全部で何人登場するか?
『藪の中』では、武弘(たけひろ)の死について以下の7人が証言しています。①木樵、②旅法師、③放免、④嫗(武弘の妻真砂の母)、⑤多襄丸(盗賊)、⑥女(真砂)、⑦武弘の霊(巫女を通じての証言)です。それぞれが異なる視点から事件について語り、特に当事者である多襄丸、真砂、武弘の霊の証言はそれぞれが自分を武弘の殺害者として名乗り出るという特徴があります。この構成により、真実が何なのか最後まで明らかにならず、人間の心理の複雑さや真実の相対性をテーマとした作品となっています。各証言者の話には矛盾があり、読者は真相を推理しながら読み進めることになります。