絶対零度に関する熱力学第三法則の内容として正しいものはどれか?
熱力学第三法則では「絶対零度(0K)において、完全結晶のエントロピーはゼロになる」と規定されています。この法則は1906年にヴァルター・ネルンストによって提唱されました。エントロピーは物質の無秩序さの度合いを表す物理量で、絶対零度では原子や分子の運動が理論上完全に停止し、最も秩序だった状態となるため、エントロピーが最小値(ゼロ)になります。ただし、これは完全結晶に限定された話であり、不純物を含む結晶や非晶質物質では絶対零度でもわずかなエントロピーが残る場合があります。この法則は統計力学や量子力学の発展に重要な役割を果たしました。