NHK『紅白歌合戦』が初めてテレビで放送されたのは昭和何年でしょうか?
紅白歌合戦はラジオ番組として1945年に始まり、テレビ本放送がスタートした翌年の1953年(昭和28年)大晦日に初めてテレビ中継されました。昭和25年はテレビ放送がまだ実験段階で、昭和30年や35年はすでにカラーテレビ普及期に入り視聴形態が変化している時期です。当時のテレビ受像機は高価で、街頭テレビや電器店で紅白を観る人が多く、歌手の衣装や舞台装置を白黒で想像力豊かに楽しみました。テレビ放送によって歌手が全国同時に見られるようになり、家庭の年末行事として定着。番組は現在まで70年以上続く長寿コンテンツとなり、時代ごとの流行歌やスターの登場を通じて日本の大衆音楽史を振り返る手がかりを提供しています。