月は自分で光を出している。
夜空に輝く月の光は、太陽光が月面で反射して私たちの目に届いているものです。月自身は恒星ではなく、核融合反応を起こすこともないため発光源にはなりません。満ち欠けは、太陽・地球・月の位置関係によって照らされた部分と影になった部分の見え方が変わることで起こります。もし月が自ら光を出していれば、昼夜を問わず強い光を放ち、月食や満ち欠けの説明がつかなくなります。アポロ計画の月面実験や近年の探査機の観測でも太陽光反射であることが確認されており、この性質は天文学や潮汐現象の理解にとって重要です。