2004年まで発行されていた日本銀行券で、表面に夏目漱石の肖像が使用されていた額面はいくらか?
夏目漱石は1984年発行のB号1,000円札に採用された。漱石は『吾輩は猫である』『坊っちゃん』などで近代日本文学を代表する作家とされ、その文化的功績が評価された。500円札は岩倉具視、2,000円札は守礼門と紫式部、5,000円札は樋口一葉が描かれており、漱石は登場しない。2004年発行のE号券では野口英世に交代し、漱石札は流通量が激減したが法的には今も使用可能である。記念として保管する人も多く、古銭市場では未使用券が高値で取引されることがある。