日本の国会で法律案(財政を伴わない一般法案)が最初に提出され通常審議が始まる院はどこか?
国会法および慣例により、ほとんどの法律案はまず衆議院に提出され審議が開始される。衆議院は参議院に比べ任期が短く解散もあるため、国民の最新の民意を反映しやすいとされる。憲法59条は法案の議決に関して衆議院の優越を規定し、参議院が否決または30日以内に議決しない場合、衆議院が3分の2以上で再可決すれば成立する仕組みを設けている。これにより実務上も衆議院先議が定着した。両院協議会は意見不一致時の調整機関であり、内閣は法案提出主体にはなり得るが審議を行う院ではない。