診察室で測定した収縮期血圧が何mmHg以上であれば、日本高血圧学会ガイドラインにおいて高血圧と診断される?
日本高血圧学会ガイドラインでは診察室血圧の収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上を高血圧の基準としている。血圧は日内変動が大きいため複数日にわたる測定値で判断することが推奨される。高血圧は自覚症状が乏しいまま血管壁を傷つけ、脳卒中や心筋梗塞、腎不全など重大な合併症を引き起こす。減塩、運動、減量、節酒、ストレス管理による生活習慣改善が第一の治療で、必要に応じて薬物療法を併用する。定期的な自己測定で早期発見に努めることが重要である。