ルネサンス期にフィレンツェを実質的に支配し、芸術家を多くパトロンとした名門一族は?
15世紀のフィレンツェ共和国で銀行業と羊毛業で財を成したメディチ家はコジモ、ロレンツォらの時代に事実上の君主として政治を主導した。莫大な資金でダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ボッティチェリらを援助し、人文主義の温床を提供。美術品収集や建築事業はルネサンス文化の象徴となり、教皇クレメンス7世など教皇も輩出。対してハプスブルク家は神聖ローマ帝国、ブルボン家はフランス、ロマノフ家はロシア支配の王家であり、フィレンツェとは直接関係しない。