剛柔流の代表的な形で、名称が琉球方言で『十八』を意味し、呼吸法と円運動が特徴的なものはどれ?
セイパイは中国拳法の『十八手』に由来する言葉で、剛柔流の中でも中級から上級者向けの形として知られる。開手での受け、掴みからの肘や肘極め、低い屈伸動作と上半身の螺旋運動を組み合わせ、呼気と吸気を陰陽のように繰り返すことで体幹を鍛える。剛柔流ではサンチンの鍛錬で養った筋力と呼吸を、セイパイでより多彩な攻防へ発展させる位置付けで、対多人数の想定や武器取りも含む。名称が数字を示す形は流派の体系を示す符号でもあり、練習者は由来を知ることで技の意味を深く理解できる。