世界的なフルコンタクト空手組織『極真会館』を創設した空手家は誰か?
極真会館は1964年に大山倍達が設立したフルコンタクト制空手団体で、直接打撃制のルールと厳しい稽古体系によって世界的に広まった。大山は朝鮮半島出身で、日本の大学在学中に松濤館流や剛柔流などを学び、さらに武道やボクシングの要素も取り入れて独自の実戦理論を構築した。牛との対決や板割りの演武など豪胆なエピソードで知られ、精神鍛錬としての千日修行、百人組手も提唱した。船越義珍は松濤館流の祖、長嶺将真は剛柔流創始者の一人、比嘉世幸は沖縄古武道の研究家であり、極真会館とは別系統である。