江戸囃子の代表的な四曲のうち、演奏の最後に置かれ別れの合図となる曲はどれか?
江戸囃子には山車が動く場面や踊りの場面に応じた定型曲があり、一般的な構成は宮昇殿(宮出し)、鎌倉(行列進行)、屋台(巡行盛り上げ)、四丁目(納め)の順で演奏されます。四丁目はテンポを次第に落としながらフィナーレを示すリズムが特徴で、鉦が締めの合図を出した後に太鼓が二打で終わることで演奏全体を完結させます。曲名は江戸時代の芝居小屋が多く集まった芝居町四丁目に由来し、終演後の余韻を想起させるため別れの曲と呼ばれるようになりました。