大人に比べて子どもが熱中症になりやすい主な理由はどれ?
子どもは体重当たりの体表面積が大きく代謝も高いため、産生される熱量が多い一方で、発汗機能や血流による放熱能力が大人ほど発達していません。また身長が低いため地面の照り返しの熱を受けやすく、気づかないうちに体温が上昇します。暑さや喉の渇きを自覚しても周囲に伝えにくい点もリスクを高めます。このため大人がこまめに声かけし、水分と塩分補給、休憩、衣服の調節を手伝うことが重要です。学校や家庭で暑さ指数を共有し、子ども主体ではなく周囲が管理する体制づくりが必要です。