甲骨を割って得られる亀裂を描いた『兆』は、六書でどの造字法にあたるか。 2025.07.21 甲骨を割って得られる亀裂を描いた『兆』は、六書でどの造字法にあたるか。 指事文字 会意文字 象形文字 形声文字 『兆』は亀甲獣骨占いで生じた亀裂を線で表し、ひび割れが未来の前兆を示すことから『きざし』の意味になった。字形は裂け目をそのまま模した抽象的な絵であり、具体物の外形を写し取って作られる象形文字の一種である。古代人にとって占いの結果を記録することは政治と宗教に直結し、兆の字は殷周期の甲骨文に頻出する。その後、『兆候』『億兆』など数量や比喩を示す語にも派生し、象形文字が時代とともに意味を拡張する過程をよく示している。 クイズタグ: 漢字の成り立ち 中学生関連記事 漢字の成り立ち 中学生クイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年07月版