室町末から桃山期に成立し、豪華な金銀粉と色漆の対比で知られる蒔絵様式はどれか 2025.08.27 室町末から桃山期に成立し、豪華な金銀粉と色漆の対比で知られる蒔絵様式はどれか 蒟醤 高台寺蒔絵 堆朱 輪島塗 桃山から江戸初期、京都・高台寺の寺宝調度に代表される豪華な蒔絵様式が高台寺蒔絵である。黒漆地に厚く撒いた金粉、銀粉の上から朱や緑の色漆で文様を描き重厚な対比を作るのが特色で、室町末期の侘び漆とは一線を画す。緋色の梨子地や花鳥図など華麗な意匠は武家・公家の婚礼調度に好まれ、書院飾りや硯箱で発展した。蒔絵粉の大粒使いによる強い輝きは、のちの輪島地塗や近世蒔絵にも影響を与えた。 クイズタグ: 漆芸関連記事 漆芸クイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年08月版