写真に写っている天井と地面がつながって一本の柱になっている鍾乳石は何と呼ばれるか?
天井から垂れ下がる鍾乳石(スタラクトライト)と地面から立ち上がる石筍(スタラグマイト)が長年にわたり成長して互いに接触・融合してできる一本の柱状構造をカラム(柱、英語でcolumn)と呼びます。カラムは洞窟内部で空間を支えるように見えることがあり、形成には非常に長い時間がかかります。材質は通常カルサイトやアラゴナイトで、形成過程や滴下水の化学成分に応じて表面に条理や色帯が現れることがあります。観察では結合部の形態や成長方向から成長史を推定できます。