江戸切子協同組合(東京カットグラス工業協同組合)の本部が置かれている東京都の区はどこ?
東京カットグラス工業協同組合は昭和54年設立の産地団体で、現在の事務局は江東区亀戸に所在する。江東区は江戸時代に砂町でガラス原料の砂が採れ、明治以降は工場用地も多かったため切子職人や研磨機メーカーが集積した地域である。同区では小名木川の水運を利用して原料や製品を運んだ歴史もあり、今でも工房見学や体験教室の多くがここで行われる。産地を代表する大田区蒲田や台東区浅草橋と並び、江東区は江戸切子ネットワークの中核的な位置を占める。