水石のサイズ区分で、おおむね15センチメートル以内の小さな石を指す呼称はどれか?
小品石は最長辺六寸(約18センチ)以下と定める流派が多く、掌上で持てる軽快さと、縮尺世界を凝縮した景観が特徴である。小さくても質感や景色の完成度が高いものは大型石以上に希少価値がある。中品石はそれより大きい十八~三十センチ程度、座石は床に直接置けるほどの大型石を指す。団石は丸みを帯びた塊状石の形態名でサイズ区分ではない。小品石の展示には小型水盤やミニ卓が用いられ、視点が近くなる分、石の細部仕上げや木托の精度が特に重視される。