盆栽と水石を同じ床の間に飾る際の基本とされる配置で、一般的に望ましいとされるのはどれか?
床の間では向かって左側が陽(上位)とされる伝統から、生命感ある盆栽を左、静寂を象徴する水石を右に置く『木を左、石を右』が最も調和するとされる。視線が左の盆栽から右の石へ流れることで日本画的な余白が生まれ、奥ゆかしい空間を形成する。前後の配置は奥行きの広い棚飾りなら用いられるが、一般住宅の床の間では圧迫感が出やすい。左右配置では高さのバランスも重要で、木が石を見下ろすかたちにすると自然な遠近感が演出できるとされる。