核分裂反応において放出されるエネルギーの大部分を占めるのはどの形態のエネルギーですか?
ウラン235の核分裂反応では約200MeVのエネルギーが放出されますが、その大部分(約167MeV、全体の約80%)は核分裂片の運動エネルギーとして放出されます。核分裂片は電気的反発力により高速で飛び散り、この運動エネルギーが周囲の物質との衝突により熱エネルギーに変換されます。残りのエネルギーは、中性子の運動エネルギー(約5MeV)、即発ガンマ線(約7MeV)、遅発放射線(ベータ線、ガンマ線など、約23MeV)として放出されます。原子力発電では、この核分裂片の運動エネルギーが最終的に熱エネルギーとなり、蒸気を発生させてタービンを回転させる原動力となっています。