新選組内部で定められ、隊士が脱隊や私闘を行った場合には切腹などの厳罰が科せられた規則は何と呼ばれるか。
新選組は隊士が急増したため組織の統制を図る目的で独自の規則を設けた。それが隊長格の近藤・土方らが起草したとされる「局中法度」である。内容は「士道に背くまじき事」「勝手に金策致すまじき事」など五箇条からなり、違反者には切腹を命じるなど極めて厳格だった。実際に山南敬助が脱走を疑われ切腹、谷三十郎が私的報復で切腹といった例がある。五箇条は条数、武家諸法度は幕府の法令、新戒律は架空であり、正解は局中法度である。