ハイパーフォーカル距離を風景撮影で使う目的は何か?
ハイパーフォーカル距離とは、レンズのある絞り値での最短被写体距離のうち、その距離にピントを合わせると被写界深度の後方側が無限遠まで達する点のことです。風景撮影では、前景の要素を入れつつ無限遠までシャープに写したい場合に非常に有用で、レンズをハイパーフォーカルに合わせるだけで近景から遠景まで実用的にピントが合います。実際の運用では焦点距離と絞り値からハイパーフォーカル距離を算出するか、アプリやレンズ目盛りを使い、被写界深度を最大化して撮影するのが一般的です。