給付型奨学金と貸与型奨学金は併用可能な場合もあるが、併用判断の最終的な決定権を持つ主体はどこか
奨学金の併給可否は、各制度を管轄する運営機関が規程に基づき審査し決定します。学生本人や学校長が独断で併用を決められるわけではなく、兼給申請書や収入証明を提出して重複受給の妥当性がチェックされます。運営機関には日本学生支援機構のほか大学独自基金や地方公共団体などがあり、制度間で情報連携も行われます。虚偽申告や無許可併用が発覚すると返還請求や支給停止の厳しい処分を受けるため、規程に従った正式手続きが不可欠です。