奥村土牛が70歳を過ぎてから描き始めた代表的なモチーフは何でしょうか?
奥村土牛(1889-1990)は100歳まで生きた長寿の日本画家で、晩年まで旺盛な制作活動を続けました。70歳を過ぎてから描き始めた代表的なモチーフは「醍醐」で、これは京都の醍醐寺の桜を題材とした連作です。土牛は毎年春になると醍醐寺を訪れ、満開の桜を写生し、その美しさを独自の画風で表現しました。「醍醐」シリーズでは、伝統的な日本画の技法を用いながらも、現代的な色彩感覚と構成力で桜の華やかさと儚さを見事に描き出しています。この連作は土牛の晩年の傑作群として高く評価され、日本画における桜の表現の新たな可能性を示した重要な作品となっています。