歌枕として名高い「吉野」は、和歌の中で主にどの季節を象徴する景物として詠まれるか。 2025.08.26 歌枕として名高い「吉野」は、和歌の中で主にどの季節を象徴する景物として詠まれるか。 冬 春 夏 秋 吉野は奈良県南部、大和川上流に位置する山峡で、古来桜の名所として知られる。和歌では吉野山の桜を中心に雪と見まがう花の景を詠嘆する例が多く、春の題材として定着している。『古今和歌集』の紀友則の歌や後鳥羽院の吉野行幸歌など、桜花と春景を結び付けた作例が著名である。冬の雪や秋の紅葉も題材になるが頻度は少なく、夏景との結びつきも希薄であるため、伝統的には春の象徴が最も妥当とされる。 クイズタグ: 和歌研究関連記事 和歌研究クイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年08月版