刀剣研ぎで最も粗い粒度を持ち、刀身の形や反りを整える第一工程に使われる砥石は? 2025.08.30 刀剣研ぎで最も粗い粒度を持ち、刀身の形や反りを整える第一工程に使われる砥石は? 備水砥(びんすい) 内曇 荒名倉 改正砥 備水砥は奈良県桜井市笠産出の粘板岩系天然砥石で、粒度が荒く切削力が高い。錆や刃欠けの補修、身幅や反りの調整など大きく金属を削る用途に用いられる。荒砥の傷は深いため、研ぎ師は鎬筋や横手線を崩さないよう定盤を使いながら慎重に角度を固定し、深すぎる筋が残らないよう縦横斜めに研ぎ目を分散させる。その後の改正砥・中名倉で確実に消せる傷に収めることが、効率と仕上がりを左右する重要ポイントである。 クイズタグ: 刀剣研ぎ関連記事 刀剣研ぎクイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年08月版