写楽の正体として最も有力視されている説は?
写楽の正体については長年にわたって様々な説が提唱されていますが、現在最も有力視されているのは能役者の斎藤十郎兵衛という説です。この説は1970年代に研究者によって提唱され、阿波徳島藩お抱えの能役者であった斎藤十郎兵衛が写楽の正体であるとするものです。能役者という職業柄、演技や表情の観察に長けており、また武士階級であったため町人文化への客観的な視点を持っていたことが、写楽独特の鋭い役者観察力と表現力の源泉であったと考えられています。ただし確定的な証拠はまだ見つかっていません。