光合成の効率が最も高くなる二酸化炭素濃度は、現在の大気中濃度と比べてどうですか?
現在の大気中CO2濃度は約420ppmですが、多くの植物の光合成は1000-1500ppm程度のCO2濃度で飽和に達します。これは、光合成の律速段階となるRuBisCO酵素のCO2に対する親和性が比較的低いことが原因です。また、RuBisCOはCO2だけでなく酸素とも反応してしまう性質があり(光呼吸)、CO2濃度が高いほど光呼吸が抑制され光合成効率が向上します。このため、温室栽培ではCO2施用によって作物の成長を促進させることがあります。ただし、極端に高濃度になると気孔が閉鎖するため、最適濃度には上限があります。