アメリカ滞在中の経験を生かし『新世界より』交響曲を作曲したチェコの作曲家は?
ドヴォルザークは1892年からニューヨークの国民音楽院院長を務め、アメリカ黒人霊歌やネイティブ・アメリカンの旋律に着目しました。その経験を基に1893年、交響曲第9番『新世界より』を完成。第2楽章のイングリッシュホルンの旋律は後に歌曲『家路』として親しまれ、全曲は民族色豊かなリズムとチェコ的抒情が融合した傑作として世界中で演奏されています。帰国後の1895年にプラハで指揮した際も大成功を収め、以後ドヴォルザークの名は国際的に不動のものとなりました。