世界で最も希少な霊長類とされるハイナンテナガザルの生息地はどこか?
ハイナンテナガザル(ハイナンクロテナガザル)は中国の海南島にのみ生息する固有種で、現在世界で最も希少な霊長類とされています。野生個体数は約30頭程度と推定されており、絶滅危惧IA類に分類されています。かつては海南島全域に分布していましたが、森林伐採や狩猟により生息地と個体数が激減し、現在は島の南西部の霸王嶺国家級自然保護区にのみ生存しています。1980年代には絶滅したと考えられていましたが、2003年に再発見されました。中国政府は24時間監視体制を敷き、生息地の厳格な保護と森林回復事業を実施しています。また、人工繁殖の研究も進められていますが、極めて少ない個体数のため遺伝的多様性の確保が大きな課題となっています。この種の保護は中国の野生動物保護における最優先事項の一つとなっています。