UVレジンと二液性エポキシ樹脂の主な硬化機構の違いは何か?
UVレジンは中に含まれる光重合開始剤(フォトイニシエーター)が特定波長の光を受けてラジカルやイオンを発生させ、短時間で表層から硬化が進む光重合方式です。対して二液性エポキシ樹脂は主剤と硬化剤を混合することで化学反応(開環重合や付加反応など)が進み、時間をかけて室温で硬化します。UVは即時性・薄層向きで硬化深さに限界があり、エポキシは深い鋳造や高強度用途に向く一方で混合比や温度管理、発熱(エクソサーム)に注意が必要です。硬化機構の違いは取り扱いや用途、注意点(UVランプの波長、エポキシの混合比など)に直結します。