原子力発電所の一次冷却水や溶液にLi-7を用いる主な理由は何か?
原子力施設でLi-7を用いる主な理由は、Li-6が中性子を捕獲してトリチウムを生成する性質を避けるためです。Li-6は中性子捕獲反応(Li-6 + n → He-4 + T)によりトリチウムを作るため、冷却水や溶液中にLi-6が多いとトリチウムの生成が増加します。Li-7は中性子捕獲断面積が小さいため、Li-7を使った水溶液(例えばLi-7を富化したLiOH)はpH制御を行いつつトリチウム生成を抑える目的で用いられることがあります。