ケッペンの気候区分でモンゴルの大部分を占める気候はどれか。
モンゴル高原は海から遠い内陸に位置し標高も高いため、年降水量250~400ミリ程度の乾燥した大陸性気候が卓越する。この条件に該当するのがケッペン区分で半乾燥を指すステップ気候BSkで、草丈の短いイネ科草本が主体となり遊牧に適した草原が広がる。北部タイガや南部ゴビの砂漠気候BWhも点在するが国土の中心帯はBSkが占める。夏は30度を超える一方、冬は氷点下40度近くまで冷え込み、気温年較差が大きいことから「寒冷ステップ」とも呼ばれ、遊牧民の季節移動に大きな影響を与えている。