PID制御における積分(I)項の主な効果はどれか? 2025.09.09 PID制御における積分(I)項の主な効果はどれか? 定常偏差(定常状態誤差)を低減してゼロ近くにする 応答を必ず安定化させる オーバーシュートを必ず低減させる 立ち上がり時間を必ず短縮する 積分項は時間にわたる誤差の累積を補正し、最終的な目標値に到達しても残る定常偏差を小さくする、あるいはゼロに近づける働きをします。ただし積分を大きくすると系の位相余裕が減少して振動やオーバーシュートが発生しやすくなるため、適切なゲイン調整が必要です。一般的なチューニングでは比例(P)で応答性を改善し、積分(I)で定常誤差を除去、微分(D)で振動抑制や応答の先読みを行います。 クイズタグ: メカトロ工作関連記事 メカトロ工作クイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年09月版