ボルダリング用語「ガストン」は主にどの方向に力を加えるムーブか?
ガストンはフランス人クライマー、ガストン・レビュファによるムーブ名で、肘を張り出しながら手のひらを外側へ向け、壁を左右に押し広げるように力を加える保持方法。肩と胸筋を使って横方向に体を安定させるのが特徴で、葉っぱのように指を広げて縁を押さえる形になる。下から上へ押すアンダークラングや手前に引くラップとは力のベクトルが異なり、外傾壁で側圧を得たい場面で重宝する。ガストンでは肘の位置が高すぎると疲労が早く、低すぎるとホールドから滑るため、角度調整が重要である。