モーター端子や細い配線にハンダ付けをするとき、モーターが熱で損傷するのを防ぐために有効な対策はどれか?
モーターやその周辺のプラスチック部品・接着剤は高温に弱く、直接長時間ハンダゴテを当てると変形や接着剤の溶解、内部コイルの損傷を招きます。対策としては端子と本体の間にワニ口クリップなどの金属クリップを挟み、ハンダ付け時の熱を物理的に逃がす『ヒートシンク』として機能させる方法が有効です。また、予め配線側をティン(はんだメッキ)しておき、ハンダ付け時間を短くする、低温のハンダや細めのコテ先を使うなどの併用も推奨されます。紙や布は燃焼や溶ける危険があり、エポキシは熱伝導を阻害して逆効果になるため避けるべきです。