フィラリア症の病原体を媒介する昆虫はどれか?
フィラリア症は蚊によって媒介される感染症で、病原体はバンクロフト糸状虫などのフィラリア原虫です。感染した蚊が人を刺す際に幼虫(ミクロフィラリア)が皮膚から侵入し、リンパ系で成長して成虫になります。慢性感染では象皮病と呼ばれるリンパ浮腫を引き起こし、特に下肢や陰嚢の著明な腫脹が特徴的です。熱帯・亜熱帯地域で流行しており、WHOは2030年までの撲滅を目標としています。予防には蚊に刺されないことが重要で、蚊帳の使用や防虫剤の使用が有効です。ダニ、ノミ、シラミは他の感染症を媒介しますが、フィラリア症の媒介はしません。