バッハが《マタイ受難曲》で採用した特徴的な編成は何ですか?
《マタイ受難曲》の最大の特徴は二重合唱団と二重管弦楽団という大規模な編成にあります。これにより、イエスを支持する群衆と反対する群衆、天使と悪魔など、対比的な表現が可能になりました。第1合唱団と第2合唱団が掛け合いをしたり、同時に歌ったりすることで、劇的効果を高めています。また、各合唱団にはそれぞれ独立した管弦楽団が付随し、チェンバロも2台使用されます。この革新的な編成により、バッハは福音書の物語をより立体的かつ感動的に表現することに成功し、受難曲の最高峰と評価される作品を生み出しました。